うれしや鍼灸院 吉祥寺トピックス

顎関節症(2) 鍼灸治療について

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顎関節症とは、前回の記事 で、
顎の関節を構成する骨、筋肉、靭帯といった構造が
様々な因子によってバランスが崩れた状態
のこととお話しました。

しかし、顎関節症については、現時点で世界的に認められている共通な定義はないそうです。

ちなみに、
日本顎関節学会においては、表のようにその病態から5つの症型に分類しています。

顎関節症の症型分類(日本顎関節学 2001 年改定版)
——————————————-
顎関節症Ⅰ型:咀嚼筋障害
 (咀嚼筋障害を主徴候としたもの)
顎関節症Ⅱ型:関節包・靭帯障害
 (円板後部組織・関節包・靭帯の慢性外傷性病変を主徴候としたもの)
顎関節症Ⅲ型:関節円板障害
 (関節円板の異常を主徴候としたもの)
        a:復位をともなう関節円板転位
        b:復位をともなわない関節円板転位
顎関節症Ⅳ型:変形性関節症(退行性病変を主徴候としたもの)
その他(顎関節症Ⅴ型):Ⅰ~Ⅳ型に該当しないもの

ぱっと見ても、なんだかわからないですよね?

簡単に言うと、
顎の関節と咀嚼筋の問題が混在しているため、
外科的な処置=手術が必要なものも含まれている
ことがわかります。
なので、
顎に違和感があり疑いがある場合は、
きちんと病院に行き、専門家に診てもらう必要がある
わけです。
インターネットの情報だけで、自己判断してはならないのですね。

顎関節症の治療は原則として、原因や誘因の除去することになります。
顎の安静や咬合異常を改善するなど、様々な治療法があります。
例えば、
・薬物療法、
・原因となる噛み合せの調整のためスプリント療法や矯正
・手術(関節腔内を洗浄することや、内視鏡下での外科的手術)
などを行なうこともあります。

では、鍼灸治療はどのようになるのか?
この分類では、主にⅠ型が治療対象となります。
まずは、咀嚼筋とはなにか?となります。
咀嚼筋とは、物を食べて咬むための筋肉で、
主に側頭筋・咬筋・外側翼突筋・内側翼突筋からなります。

リハビリ鍼灸@吉祥寺 いけちゃんのブログ

(A)図:側頭筋・咬筋
(C)図:外側翼突筋・内側翼突筋(側頭筋・咬筋を外した図)

怖いですねー。
でも、みなさん、皮一枚剥いたら全員こうなっているんですよ(笑)

これらによって噛んでいるのですね。
で、顎の動きとそれぞれの役割は、
口を閉じる
 側頭筋、咬筋、内側翼突筋
口を開く
 外側翼突筋、舌骨上筋群、舌骨下筋群
顎を突き出す
 外側翼突筋、咬筋、内側翼突筋
顎を引く
 側頭筋、咬筋
顎を横に動かす
 同側の側頭筋、反対側の翼突筋、咬筋
となります。

顎が開くときに痛いのか、閉じるときに痛いのか
によっても、使っている筋肉が違うことがわかります。

ここでポイントは、
側頭筋、咬筋、外側翼突筋。
になるのがわかります。

つまりですねー。
鍼灸治療では、これらに治療をするわけです。

ちょっと待った!
外側翼突筋には、鍼がうてないじゃないか?!
と思ったみなさん。

ふふふ。

方法があるんですよ、これが(笑)
しかも、安全な方法で。

しかし、残念なことにお客様の顔が出るので、今回は写真は載せられません。
これを治療すると、治療効果が確実に上がっていることが、最近分かりました。

もちろん、顎に影響するのは、咀嚼筋だけではありません。
顎関節の周りは、こんな感じでそれぞれの筋肉の影響があります。

リハビリ鍼灸@吉祥寺 いけちゃんのブログ

咀嚼筋だけでなく、これらのアライメントを整える必要も出てきます。
また、股関節や肩の高さが影響していることもあります。
なので、全体的にみて調整していく場合もあります。

あとは、家で継続できる運動を教えることになります。

何度も言うようですが、
顎関節症の原因にはいろいろあります。
そして、治療法もたくさん検討されています。

どうか悩める前に、信頼できる先生にお会いできますように。

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